くらし

【雑記】協会の座談会で、伝えたかったこと。

こんにちは、似顔絵師&イラストレーターのぜんごです。

先日、日本似顔絵アーティスト協会とカリカチュアジャパン株式会社共催で行われた「カリカチュアフェスタ2017」内の1コマで、お話させていただく機会がありました。

私が登場したのは、第3部の【似顔絵師による座談会/結婚&出産と、仕事のバランスを考えよう】
現在、似顔絵業界で働いていて「結婚&子育てしながら、仕事をするってどんな感じなの?」「自分の描きたい絵が描けなくなるのでは?」と漠然と不安を抱いているアーティスト(特に女性)が多いそうで。そこで実際に現在子育て中の私ぜんごと、同じく2歳の女の子を育てながらお仕事をされているmikiさん、この2人がお話しすることになりました。

座談会形式にしたかったので、テーブルを脇によせ、ひとつのモニターを見ながら話すというスタイルにしました。

 

最初の挨拶でも話したのですが、このようなテーマのセミナーをするということ自体が、似顔絵界が成長してきた証なんですよね。そして「誰かの世話をしながら仕事をする」という風にとらえると、ここに【介護】も入ってくるわけです。なので、このテーマは子育て世代だけの問題ではないな、と感じています。

しかし、こういう場でお話させていただくことが私も初めてで、しかも個々の生活スタイル、考え方、パートナーのタイプ、仕事の種類など、人によって大きく異なることですし、それを踏まえて参加者みなさんに役立つ情報を伝えることができるのか、最初の打ち合わせからかなり難航したように思います。

というのも、

「参加者が、何を聞きたいのかわからない!!」

という、大きな疑問が。。。

 

私自身がそんなに深く考えないで、仕事を始めたり生活をしているからかもしれません。「〇〇やって失敗したら怖いし不安だから、できない」とか、あんまり考えたことないかも。万が一失敗しても、お金か時間を失うことくらいで、取り返しのつかないことになった!なんてことは人生でそんなにないかな、と楽観的に考えています。

似顔絵を描き始めた理由も、結婚相手が似顔絵師で、描けたら楽しそうだったから、みたいな短絡的なところからきています(^^;)「絵で生活していきたい!」とか「絵以外の仕事はしたくない!」とか全くないんですよ…。それどころか、「絵だけは描けません…」と言い続けていた私が、なぜ今絵の仕事をしているのか…、人生何が起こるかわかりませんね!

 

まぁ、それはいいとして、、、

 

座談会では、現在の生活スタイルと、実際受注している仕事の種類などを紹介しながら、子供が生まれて変わったこととして「時間・仕事・余暇」にカテゴリ分けてお話しさせていただきました。(当日お話しした細かい内容は、割愛させていただきます^^スイマセン!)

座談会が終わって数日。
子育てをしながら仕事をしている私は、今回何を伝えたかったんだろうか、と考えてみました。

以下思いついたこと。

1.「時間」はすごく大事。

2.やりたい仕事を優先したほうが、効率いい。
自分がやりたいと思う仕事を積極的に選んでいく。

3.仕事・家事・育児、すべてを完璧にしようとしない。いつか詰みます!
  頼れる人やモノは頼りましょう。そして手を抜けるところは、抜く!

4.やらないことを決める。

5.こどもは(突然の体調不良などで)制御できないので、制御できる「仕事」と「家事」を効率化する。

6.働き方、考え方、生活スタイル、ゆずれないこだわり等々、個々の夫婦によって違うので、それぞれの心地いい形を探す。

7.子育て(介護)の渦中でも、どうしたら自分のやりたいことができるか、仕組みを考える。

8.やりたいことは、その都度どんどん変化していく。

若干重複している項目もありますが、だいたいこれくらいかな~?
実際に座談会では、すべては言えてないですね(^^;)
あと、そうは思っていても、自分でもなかなかできていないことも多いです。
でもできる限り心がけていきたいな、という項目を羅列しました。

そして、大事なのは実際にやってみることだと思っています。
上に羅列した項目ですが、私もこどもがいない時は、全然考えなかったことで、こどもが生まれて自分の時間や仕事に制限がかかったことで、実感として生まれたものなのです。だから、漠然と不安に思われている方には、そんなに心に響かなかったかも、とも思っています。
もし今の生活や仕事の状況が変わり、結婚したり子育てしたり、介護したりするようになったときに、ぜひ今回の話を思い出してもらえると嬉しいです。

また、今回は私とmikiさんの例でしたが、大きなお子様を子育て中のママ似顔絵師さんや、パパ似顔絵師さんなどのいろんな方の話も聞いてみたいです。みんなそれぞれ独自のやり方で、工夫しながらお仕事と子育てをされているんだろうな~と思うので、とっても勉強になりそうですね!

とにかく初めての試みで、なかなか聞きづらいところもあったと思いますが、参加してくださった皆さん、質問してくださった方、今回の司会をする上で構成から携わってくださったカリカチュアジャパンの坂下さんに、感謝しています。
ありがとうございました!!

 

 

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ついでに、今回の時間管理や仕事の仕方などのことで、とっっっても参考になる本を3冊ご紹介しますね。ぜひ参考になさってください!

(1)「自分の時間を取り戻そう」 ちきりん著

こちらは私の考え方を180度変えてくれた、社会派ブロガー・ちきりんさんの新刊です。

以下、Amazonの商品説明より引用

残業ばかりで限界の管理職、家庭と仕事の両立に悩む母親、働きづめのフリーランス、会社が伸び悩んできた起業家。正樹、ケイコ、陽子、勇二―多忙で余裕のない4人の物語から浮かび上がる「日本で働く人たちの問題点」とは?そして今、世界中で進みつつある「大きな変化」とは?2つの視点から明らかになる、1つの重要な概念と方法論。超人気“社会派ブロガー”が「現代を生きぬくための根幹の能力」を解説する、シリーズ第3弾!

ちきりんさんの本はどれも、今までの固定概念をひっくり返してくれる面白い内容ばかりで、大好きです。物事のとらえ方が柔軟になるし、仕事や生活にすぐに反映できることばかりだし、その上とても読みやすいです。ちきりんさんの考え方に出会ってなかったら、もっと窮屈な人生を送っていたかもしれません。
特にこちらの本は、会社員でも、フリーランスでも、ワーキングマザーでも、何かしら自分に当てはまる例があって、すごく腑に落ちると思います。「時間がない!」と嘆いている方、ぜひ一度読んでみてください。これもめちゃくちゃ読みやすいです!

 

 

 

(2)「半径5メートルの野望」 はあちゅう著

以下、Amazonより引用

なりたい自分と思い通りの生活を手に入れるには? 世界一周、就職、起業、そして小説家……、夢を常に叶え続ける著者・はあちゅうの答えは「自分の半径5メートルを探して見つけた小さい野望を少しずつでいいから育てるべし!」。

はあちゅうさんの、仕事の仕方や、時間の使い方など、静かだけど力強く語られている良書です。
自分の力で仕事をしているフリーランスやアーティストには、とても励ましになり、次の一歩を踏み出すきっかけをくれると思います。

 

 

(3)「多動力」 堀江貴文著

以下、Amazonより引用

堀江貴文のビジネス書の決定版!『多動力』

Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。

これは、ありとあらゆる「モノ」が
インターネットとつながっていくことを意味する。

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。
この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる
「多動力」なのだ。

この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。

堀江さんの考え方を知らない方には、ちょっと刺激が強すぎるかもしれませんが^^
(こちらのサイトでも堀江さんの考え方に触れられるので、ご興味あればまずはご一読ください。
堀江貴文氏「電話してくる人とは仕事するな」

現在ベストセラー1位ですね!
すごく読みたくてダウンロードしたのですが、まだ最初のほうしか読めていません…。
ただ、目次だけでざっと目を通しても、素晴らしいキーワードばかり!

・「全部自分でやらなければいけない」という思いこみを捨てよ。
・人生において「やらないこと」を明確にしよう。
・嫌な仕事は断る
・仕事の質は睡眠で決まる

などなど、、すごく同意することばかり。
言い方はちょっと強く感じる方もいるかもしれませんが、オブラートに包まずストレートな物言いも、私は好きなんですよね~。

 

こちらの3冊を読めば、時間や仕事に関しての捉え方が、大きく変わると思います。
ぜひ読書の時間を作って、読んでみてくださいね。

 

おしまい