こんにちは、似顔絵師のぜんごです。
しばらく更新が滞ってしまい、申し訳ございません!
ここ2週間、年に1回アメリカで開催される似顔絵の大会(ISCAコンベンション)に参加するため、家族で渡米しておりました。
ISCAの似顔絵大会をご存じない方のために簡単にご説明すると…
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ISCA(International society of caricature artist:国際似顔絵アーティスト協会)という団体が、毎年アメリカで開催される似顔絵の国際大会で、今年で25周年を迎えます。今年も200名弱のアーティストが参加し、6日間かけてさまざまなイベントが行われます。
主に、
・参加者がお互いを描きあって、優秀なアーティストや作品を決める競技
・セミナー
・パーティー
・ワークショップ
などが、開催されます。
日本の似顔絵大会だと、若干競技(コンテスト)のほうに偏りがちですが、こちらは交流の意味も強く、1年に1回似顔絵仲間に会いに来るような方も多く、まさに似顔絵アーティストのお祭りのようです。日本からも毎年10~15名程度の参加者がおり、たくさんの賞を受賞しています。
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という大会です。それに参加してきました^^
この記事「ISCAコンベンション参加報告~その1~」では、その大会のようすをレポートします。
今年はアリゾナ州フェニックスという都市で開催されました。このISCAコンベンションは、毎年違う都市で開催されるので、観光などでは絶対訪れることはないだろうという場所ばかりなので、面白いですね。ただ、地方都市なので、日本から行く場合は、国内線に乗り換えて行かなければならず、ちょっと大変な面もあります。
【1日目】
到着したら、ちょっとホテルの周りを散策しました。1週間くらい滞在するので、スーパーやコンビニなど、近くに便利に使えそうなお店があるとすごく助かります。今回は幸い歩いて10分以内のところに、コンビニ、しかもサークルKがありました。
ホテルに戻り、会場に向かうと、前夜祭(アイスブレーカーレセプション)がすでに始まっていました。「やぁ!ひさしぶり!元気だった?」と、みんな話に華が咲きます。
余興的なアートファイトという催しも。お題を出されて、その場で描き合います。ちょっと日本人の私にはわかりずらいお題もありました。
【2日目~5日目】
朝ごはんもみんなで。会長から話があり、この後いよいよ大会が始まります。
今回の会場はこちら。巨大なテントのような建物。
中はこのような感じになっており、天井も高くてとても過ごしやすいです。(ただし、気温調整がざっくりしていて、冷房の吹き出し口近くに陣取ってしまった私たちは、凍えることに・・・・ちょっと場所を移動してなんとか、寒さを回避しました。よかった。)
みんな自分の場所を確保し、画材を広げて、スタート。モデルは会場にいる人なので、まずはモデル探しから始まります。
事前に用意する①作品集と②作品を展示するスペース。これもコンペの対象で、部門賞があります。
奥の壁にはエントリー番号が振られていて、自分の番号のスペースに、締め切りまでにできた作品を貼りつけます。
会期中にいくつかセミナーが開催されます。「15分後に、〇〇さんセミナーですよ~!」と実行委員の方が教えてくれるので、みんな別会場に移動します。下の写真は、キャラクターデザインで著名なスティーヴ・シルバー氏のセミナー。すごく早い英語だったので、あまり理解できず、。。。あー悔しいなぁ。
ちょっと息抜きにホテルを出ると、外は快晴!フェニックスは南なので気温も高く、プールにも入れるくらい暖かかったです。半袖でも過ごせます。逆に会場は冷房ききすぎて、冬でした。。。
作画最終日。15時までに描くのを終えます。そこから、自分のスペースに絵を貼りつけていきます。そして、みんなで投票します。
【6日目/最終日】
みんな盛装して、授賞式の始まりです☆今年の最優秀アーティストは、カリカチュアジャパン株式会社の田村大さんでした!それ以外にも、たくさんの日本人が賞を受賞していました!
以上が、大会のようすをレポートです。
次回の記事では、私の作品をUPしますね。
おしまい