こんにちは、似顔絵師のぜんごです。
突然ですが、
■似顔絵師にとって一番怖いことは
何でしょう?
最近「似顔絵を描いていて一番怖いことは何かな?」って考えていました。
「怖いお客さんが来た!」とか「リジェクトされた!」とか、そういうことではないですよw
(それも怖いけど)
今まで「似せられないこと」が一番怖いかな~と思っていたんですが、
最近気づいてしまいました!
一番怖いことは・・・・
「自分の似顔絵が、似ているか似ていないかわからないこと!」
例えば、料理人の場合。
作った料理がまずくなってしまったとします。
これは「まずい」という感覚があるのでOK。
「おいしく」作るように努力すればいいんです。
でも「おいしいか、まずいか、わからない。」ってなったら、これは救いがない。
似顔絵の場合。
「似てない」と思えば、「似ている」ように修正していけばいいんです。
でも似ているか、似ていないか、わからないと、どの方向に進んでいいか路頭に迷ってしまいます。
この感覚が鈍ってしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか?
■似せる感度をチューニングする
今、日本似顔絵アーティスト協会で定期的に開催されているfacebookコンテスト。
ここでは多くのアーティストが同じモデルを描いて投稿し、みんなが気に入った作品に投票します。
もしかしたら、ここで似せる感覚がチューニングできるかも!
【具体的な4つのチューニング方法】
- 自分の似顔絵作品を投稿し、メンバーの反応を見る。
- みんなの作品を見て勉強する。
- 一番似ていると思う作品に投票する。
- 上位に選ばれた作品を研究する。
同じモデルを同時期に描いているので、自分が苦戦したパーツや表現方法を、他のアーティストがうまく表現したりしています。「こう描けばよかったのか!」って、おもいっきり腑に落ちるわけですね。
また、自分ではそうでもないと思っていた作品が上位に選ばれていたら、なぜこの作品が選ばれたのかを、よ~く考えます。他の似顔絵師さんがいいと思った感覚はどこなのか、よ~くよ~く考えます。時には、直接ご本人に聞いてみてもいいかもしれません。
「もっといい作品を描きたい、似せたい。」と思うなら、フィードバックはかなり大事。でも直接ダメ出しされるのが苦手な人(私だw)には、この距離感はとってもいいです。自分の中での調整なので、じっくりチューニングできるし。
また、初心者だけでなく経験が長いプロの似顔絵師さんにも大きな意味があるでしょうね。ベテランになればなるほど、周りは「似てない」と言いづらいですもんね~(笑)自分の感覚を疑ってみるのも、新たな発見がありそうです。
皆さんも、ぜひコンテストに挑戦して、自分の似度をチューニングしてみてくださいね!
日本似顔絵アーティスト協会のサイトはこちらです。
ぜひ、おこしやす。
最終的にほぼ宣伝!(笑)
おしまい